ゆうなぎ動物病院 院長 楠原 武哲(くすはら たけあき)
現在、ペットは多くの家庭においてかけがえのない家族の一員となっています。
しかし、その大切なペットに 対する知識(たとえば予防やしつけ、食餌など)は、残念ながら未だ完全には飼い主様にいきわたっていません。
病気やケガをした時だけペットを動物病院に連れて行くのならば、ペットにとって病院は、「痛いこと嫌なことをされる怖いところ」というものになってしまうかもしれません。そしてそのことは、具合が悪いペットにさらにストレスを感じさせることになってしまうでしょう。
そこで私達は考えました。
「ふだんの健康な時や小さい時から定期的に動物病院に来てもらうことで、ペットに少しでも病院に慣れてもらおう。そうすれば、いざ治療が必要な時にもペットのストレスを大きく軽減できるのではないだろうか。」「予防医療や健康診断の実施、しつけ、食餌の指導を行っていくことで、病気そのものになることも少なくしていけるにちがいない。」「そしてそれは、ペットにとっても飼い主様にとっても大きな幸せにつながることではないか―――」と。
このことから、ゆうなぎ動物病院では、「親しみやすく、優しい、暖かい雰囲気の病院」と『病気にさせないための獣医療』を目指し、診療を行ってまいりました。
ペットは人間の言葉を話すことができません。自分で病院に行くこともできません。
話のできないペットたちの気 持ちや身体の状態を飼い主様に知ってもらい、そして一緒に考えていけるような、そんなペットと飼い主様を結ぶ架け橋になれるよう、これからもスタッフ一同心がけております。